2013年6月15日土曜日

2013616日(日)
13:3015:30 自治労とやま会館 3階 中会議室
がれきいらんちゃ!もやされんちゃ!
富山の未来を考える県民大会へ集まれ!!

緊急呼びかけ文

富山を愛しみ、富山の未来と子どもたちに思いを寄せる
全てのみなさまへ

 2011311日に起きた福島原発事故は、日本のこの世の全ての生きとし生けるもの、にとって決して忘れてはならない出来事です。いえ、世界中の人々の歴史に深く刻み込まれた出来事です。
 それは、放射性物質がいかに「危険」であり、事故後の重大な事実が隠され、今もなお多くの国民が犠牲を強いられている現実です。事故によって打ち砕かれた「原発の安全神話」は、いつのまにか「放射線安全神話」にとってかわり、放射線が目に見えないことを良いことに、国民には常に真実が伝えられません。
 「絆」の美名の下、膨大な宣伝費をかけて繰り広げられた「汚染がれきの広域処理」キャンペーンは、全てを「金」で縛る「偽りの絆」でした。
 高岡市で4月26日に始まった放射能汚染がれきの本焼却は、5月30日には新川地区でも実施され、住民は不安と恐怖の日々を送っています。私たち富山県民にとって、辛くて長い苦渋と屈辱の一歩となりました。その現実をしっかりと「怒り」もって再確認しましょう。
今私たちに問われていることは、諦めずに声を上げ続けることです。
高岡市、新川・富山地区広域圏は、がれきの本焼却を直ちに中止して下さい。
全国ではかれこれ2年前に「汚染がれきの広域処理」の問題が持ち上がり、富山においては1年を超える月日を経過し、今月18日、いよいよ最後の富山地区本焼却が予定されています。これまで多くの人たちが様々な活動を連携をもって展開され今日に至っています。その成果として、ここまで本焼却を引き延ばしてきたと思います。。
 今一度、これまでを振り返り、これからのことを共に考えていきましょう。より広範な人々への大会への参加、総結集を呼びかけます。
そして、いざ、18日(火)早朝の立山町クリーンセンター前へ!本焼却の抗議・即時中止の声をあげましょう!!

2013612日          ノーモア放射能とやまネットワーク
                   連絡先:076-442-5215(宮崎)
                       090-7083-8190(道永)

2013年4月1日月曜日

民主主義って何だろう?

 「民主主義って何だろう?」大切で無視できないテーマです。
 震災がれきの広域処理問題が拡大するにともなって、今まで「自治」や「民主主義」とは無縁で生きてこれた人たちが「自治」に関心を持ち、「民主主義」に疑問を抱きはじめています
 私たちは「民主主義は当然あるもの」と思っていたのかもしれません。そして、広域処理問題がおきて、今になってにわかに・・・・、「あれ、民主主義はなかった。おかしいぞ」と感じているのではないでしょうか。
 米国では、民主主義(デモクラシー)は日々の努力と実践なしでは有り得ないという自覚をもっている人が多数です。
 さらに、「民主主義」と「資本主義」は、対立項として捉えられています。つまり、私たちがうかうかしていると「民主主義」は「資本主義」によって乗っ取られてしまう運命にあるということです。
 だから、「民主主義」を維持し、機能させるために活動する「草の根(市民)活動家」は、住民たちから「自分のできないことをしてくれる人たち」として尊敬され、ときには「ヒーロー」とさえ呼ばれることもあります。
 財団などが育てているプロの活動家には、高学歴で大学院を卒業している人もいます。最低でも年間2000万円の収入が保障され、仕事として「民主主義」を持続させるための専門的な活動に従事しています。
 それに対して日本ではどうでしょうか。
 
 私たちは民主主義を維持し、機能させる努力をしてきたでしょうか? 民主主義は選挙制度で実現されると考えてはいませんか? 選挙以外で民主主義の健全なる実践をしたことがありますか? 活動家(アクティビスト)を蔑視して、まちがった認識を継承してこなかったでしょうか? 現在は過去の延長線上にある故に、多くの反省点があって当然でしょう。
 それではどうしたらいいのでしょうか。私たちは「民主主義」を諦めることはできません。どこに「民主主義」のビジョンを求め、再構築をすればいいのでしょうか。
 米国の民主主義(デモクラシー)はヨーロッパと異なり、北米先住民のイロコイ族の母系民主主義がお手本となっています。北米先住民の祖先は、私たちアジア民族の祖先とつながっています。
 母系民主主義の素晴らしいところは、1)弱い立場のものたちを優先すること、2)自治はやりたい人がやるのではなく、やって欲しい人(推薦制)で行うこと、3)話し合いに十分な時間をかけることです。
 この先住民のスピリットは、その後の米国憲法に活かされたということですが、残念ながら私はその辺のことについて詳しくありません。元グリーンピースジャパンの事務局長をしていた星川淳さんが2000年代半ばに出版した『魂の民主主義』に米国憲法と先住民のつながりがよく書かれているので、お薦めします。
 北米先住民の「魂の民主主義」は、私たちに十分に豊かな「民主主義」のイメージを与えてくれます。理想とする「民主主義」の道標になり得ると思います。
 それにしても私たちはまだまだ道の途上です。「魂の民主主義」を目指して、努力と実践を重ねて歩み続けましょう。

2013年3月3日日曜日

ホームページのアドレス

ノーモア放射能とやまネットワークのブログにようこそ!
次はホームページへいってくださいね。
いろんな情報が詰まっていま~す。
来てね。
http://www.toyama-no-more.jp/


2013年2月11日月曜日

十分に寝ていますか?

敬愛する人のひとり、サティシュ・クマールさんが2007年に東京に来たときの講演を収録した本「土と心と社会」を再び開いています。その中に講演会の会場から次のような質問があったことが記されています。

質問:働きすぎという話がありましたが、エコロジストや平和活動家や人権活動家といった人たちも働き過ぎで倒れそうな状況です。どうすればいいのでしょう?

それに対してサティシュさんの返事は・・・・

「私たち環境活動家は量としての時間を、もっと質、時間の質ということに考え方をシフトした方がいいと思います。あのガンディーでさえ、1週間に1日、金曜日を完全な沈黙の日としていました。もちろん環境活動家も一生懸命働くことは大切です。しかし、十分に寝なければなりません。眠るということはスピリチュアルな行為です。

昔、ペルシァの王様がスーフィー教の賢者に質問しました。「教えてください。私がなし得る最も重要な仕事は何であるか」と。賢者は「陛下、できるだけ長く寝なさい」と言いました。「何を言うか、わしは人民のために眠る暇もなくやっているではないか」と王は反論しました。それに対して賢者は、「あなたが眠る時間が長ければ長いほど、圧政は減ります」と。

これは私たち環境活動家にとっても非常にいいアドバイスではないでしょうか?私たちは働くのに応じて、よく寝る。そして、結果にこだわらない。私たちがやっている行為そのものを信じるのです。確かに状況は非常に緊迫しています。その分、私たちはより大きな、寛容な心を持つ必要があります。逆説的と映るかもしれません。しかし、私たちが倒れてしまったら、いったい誰が環境運動を担うのでしょうか。

環境に関心を持ち、行動している人たちは、是非自分自身を大切にしてください。そして、お互いを大切にしましょう。社会を良い方向に変えようとする私たちが助け合って、支え合う。そして、みんなが良いエネルギーに満ちて、元気で、健康でわくわくとしながら事に当たれるようにしなければならないと思います。疲れ果てている環境活動家のやれること、作れる社会というのは大したものではないのです。」

そうだ! 寝よう・・・、みなさん、おやすみなさ~い。

2013年2月9日土曜日

個人的変遷の違いを認め合おう

 今、私たちはこれまでの人生で得た経験をもとに、さまざまな動機付けから運動に積極的に参加しています。それはなんてすばらしいことでしょう。

 個々の動機付けは異なっていても、このような社会活動に参加することで、それぞれが新たに個人的な変遷の段階を経験していくことになります。

 そして私たちの運動を実り豊かなものとするためには、それぞれが違う段階にいるということを理解しなければなりません。私はこれが組織(団体)をつくるにあたっての最重要ポイントだと考えています。

 反対に多くの組織(団体)は、参加者全員に同じ段階であることを求めはじめたときに崩れ出すと言えます。

 参加者のなかには、一番有効と考える方法で行動を起す準備ができていても、他の人たちはまだ十分にそれを理解できずに、「何故こんな簡単なことが分からないのか」と言われて行動が萎縮している人がいるかもしれません。

 参加者のなかには、いろんな人がいて、多様な個人的変遷のなかにそれぞれがいます。

 放射性物質の拡散を止めるには、常に新しい人の参加が必要です。私たちの活動努力は学習からアクション、そして希望する未来の獲得へとつながるものでなければなりません。また個人的な怒りから組織された力へと展開できるようにリードしなければなりません。

 そのためには参加者それぞれの個人的変遷の違いを理解し、認め合いましょう。私たちのネットワークは、そのことを大切にして活動したいと思います。

2013年2月3日日曜日

「ノーモア」に祈りと決意を込めて

 ネットワークの名前について考えている。「ノーモア放射能」と聞いて、人は何をイマジネーションするのだろうかと・・・・・

 よく耳にする「ノーモア広島・長崎」  では、「~は二度とくりかえさない」「~はもうたくさんだ」という意味で "NO MORE" が使われている。当然、「ノーモア放射能」においても同じ意味なのだが、その命名は今日の私たちを脅かしつつある【放射能安全神話】を意識してのことであった。

 大方の御用学者の方々は、「すでに私たちのまわりには放射能がたくさんあります。だから少々放射能が環境中に増えても大丈夫です」というような結論めいたことを話す。でも、それを聞いてもなんか腑に落ちない。直感で「ヘンだな~」と思った。

 「ノーモア放射能」のキャンペーン開始宣言文(2012年2月14日発表)の中に、以下の文章が含まれていた。

 「見えない放射能はすでにたくさん私たちのまわりに存在しています。自然放射能、核実験に由来する放射能、スリーマイルやチェルノブイリ原発事故で放出された放射能など・・・。それらに加えて、福島第一原発事故の大事故に由来した大量の放射性物質の降下。食品に入り込んだ放射能。人類が管理できない放射能が私たちの生活空間に大量に放たれています。ただそれは見えないだけなのです。
 もう私たちは十分です。これ以上の放射能はいりません。
 子を生み育て、命をつなぐ環境が放射能で破壊され、地球上に命が誕生してから続いてきた生命維持活動が機能不全となる未来を、子や孫、その後に続く世代に残すことはできません。」

 このキャンペーン開始宣言文を書いたとき、漠然とした不安があったが、今はその不安が解消されずに、さらに拡大してきている。

 「ノーモア」の言葉の響きは、「祈り」に近いものだったかもしれない。しかし、今、その言葉の響きは、私が出合った多くの広島・長崎原爆被害者の力強い「決意」に連なっていくのだ。忘れることができない彼らの決意を今一度、私は「ノーモア」に込めたいと思う。

ノーモア 広島
ノーモア 長崎
ノーモア ビキニ
ノーモア スリーマイル
ノーモア チェルノブイリ
ノーモア 福島
ノーモア 被爆者
ノーモア 被曝労働者
ノーモア 核兵器
ノーモア 核実験
ノーモア 原発
ノーモア 放射能

2013年1月30日水曜日

再び岩手県山田町について・・・

 震災がれき問題がなければ、岩手県の山田町を身近に感じることなど無かっただろう。不思議な縁でつながって、昨年の夏には山田町を慰霊とがれきの実態調査を目的に訪問した。

 そして今、私たちは山田町のために何ができるのかを考えている。震災がれきの受け入れではなく、本当の意味で私たちがやりたい復興支援、心と心がつながる何かをしたいと思う。そのためのグループを作りたいと考える人も出てきている。その心の動きはとても自然で、ぜひ実現してほしいと思った。

 そのため、私は「山田の子どもたちの夢を育む会」の代表をしている亀田さんに電話をして、「私たちが山田町の子どもたちのためにできることはないか」「山田町の復興のために何ができるのか」について尋ねた。

 まず彼女は私に「山田の子どもたちの夢を育む会」の活動について説明してくれた。その活動は、1)仮設住宅に住んでいる山田の子どもたちの学習支援、2)子どもたちに「夢」を描いてもらってビンに詰めて「海」に流す(昨年の8月15日に第一回目を実施)、3)「夢」を「海」に流すアイデアのもとになった映画『黒潮物語』の上映会などということだ。さらに、太陽光発電や小水力発電などを山田町に設置するアイデアもあたためているらしい。

 彼女は「富山からメッセージを送ってくれれば、山田町で展示することもできるかも・・・」と提案してくれた。そう言えば、昨年の夏に山田町役場を訪問したときに、立山の美しい写真集を町民課の関さんにプレゼントしたが、あれは山田町役場のどこかに展示されているのだろうか。そのことを彼女に話したら、さっそく「今度、役場でその写真集があるか聞いてみる」と応えてくれた。

 彼女の話を聞いていて、ふっと思った。支援というわけではないが、富山のことを山田の人に知ってもらうために、絵や写真などをメッセージとともに送って、山田の人の手でそれらを展示してもらうのも、交流の第一歩としていいかもしれないと思った。

 亀田さんの地道な活動を支え、さらに山田の人たちとも顔の見える交流ができればいいな~。これも何かの縁でつながったこと。大切にしていきたい。

2013年1月28日月曜日

待望の「ホームページ」できました!

 人が出会い、つながりあって、待望のノーモアネットのホームページ(HP)ができました。
http://www.toyama-no-more.jp/
嬉しいで~す。
「試験焼却における3広域圏比較対照表」は、HPの「調査・提言」にありますので、そちらをご覧ください。

2013年1月27日日曜日

ちょこっと 「お知らせ」

 「試験焼却における3広域圏比較対照表」最新版(2013年1月25日更新版)のブログへのアップを「震災がれき市民説明会」(1月26&27日実施)で告知しましたが、まだアップされていません。
 現在作成中のホームページへの掲載を検討中ですので、「比較対照表」をご覧になりたい方は、もうしばらくお待ちください。

2013年1月22日火曜日

震災がれき試験焼却の日に

 友人は私に話してくれた。
 
 震災がれきの試験焼却の日に、小さな子どもが大人に向って「大人は子どもを守ってくれなかったんだね」と言ったことを・・・。そしてその子は、試験焼却中止のビラを配っていた大人たちが「子どもを守るためにやっているのだよ」と言ったことを聞いて、ビラの配布を手伝っていたと友人は話した。

 未来に対して責任ある人間として、私は災害がれきの広域処理に賛成することはできなかった。「安全だから」と言われても、「環境省が認めている」と言われても、「災害時はお互いさまだから」と言われても、「痛み分け」と言われても、「困っている人を助けなければ」と言われても、「復興の妨げになっているから」と言われても、私は放射性物質の二次拡散につながる広域処理には、はっきりと「否・NO」と言うしかなかった。

 なぜなら、国と東京電力が福島第一原発の苛酷事故で放出した放射性物質の囲い込みに失敗したことで、すでに日本の大地や山河、海洋、空気において放射能汚染が進み、日々、私たちはそれらに曝され続けている現実に直面し、「もうこれ以上の放射能はいらない」と、生命に直結した人間の野性の感性が私の身体のなかで呻き出したからだ。

 2012年2月に始まった「ノーモア放射能キャンペーン@富山」は、団体と個人をつなぎあわせ、健全なる民主主義の実践を目指して、行政や住民に対して可能なアクションを実施してきた。しかし、国策に従順かつ強権的な姿勢で、震災がれきの試験焼却が富山県内で実施されてしまった。高岡での試験焼却の日、MLに「未来の人たちに対して申し訳ない」との書き込みを読み、感情的になった。

 そして今日(1月22日)、朝日町で震災がれきの搬入が実施された。

 かし、これで私たちは敗北を認めることはできない。私たちは放射能汚染の被害を受けることが予測される弱くて小さな生命たちのために、最後の最後まであきらめてはいけないと思う。未来に対して責任ある人間として生きているかどうかが、3・11を体験した私たちに問われ続けている。

 

2013年1月20日日曜日

人と人がつながるって気持ちがいいね!

 今日、1月20日(日)に小さな学習会がありました。「小さな」と言っても、スタッフ関係者を入れて60名以上が集まったというから、「小さな」って形容したら適当でないかもしれませんね。
 とにかく、その学習会の実現のために、たくさんの人がつながって、協力しあって、動きました。そのお陰で、気持ちのよい風が吹き抜けたような出来事が起きました。
 
 これをキックにして、どしどし自分の住んでいる地域で、オープンな小規模学習会を開きましょう~。アクションチームの体験を、学習会を開きたい人に伝えてくださいね~。伝え合い、協力し合って、誰でもが開催できる学習会がたくさんできたらいいな~と思います。

以下、アクションチームから届いた報告です。

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アクションチームです。長文です。
ほんとにたくさんのみなさんのおかげで、会を無事に終わらせることができてよかったです。
ご協力してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
子ども、スタッフも合わせると、60名以上。新聞記者さん3社(富山、中日あと一つなんだったかな?)も来てくださいました。会場はいっぱいでした。
ママさんだけでなく、わりと年配の男性もおられたし、幅広い年代の幅広い人たちが来てくれていました。高岡の方がたくさんいました。遠くは朝日町、金沢。
会の目的は、がっつり反対してる人よりも、ぼやーっと反対してる人、あんまり関心ない人にちょっとでも関心持ってもらって、これはやばいぞと感じてもらって、反対の声をあげてくれる人の人数を増やすことにありました。
その観点からいくと、この会はとってもよかったです!!
会に来られなかった人でも、来たかったという声を何人もの人からいただいています。
本焼却前に、関心もつ人、反対する人は確実に増えています。
その声をどう生かしていくかが課題です。

地元の人も、高岡の埋め立て地はどうなっとるん?など、素朴な疑問を投げかけてくれました。
金沢でがれき反対の活動をしてる方もいらして、アドバイスなどもいただきました。
今回、これは反対していかなきゃと感じてくださった方はたくさんいました。その方たちとつながって、今までやってきた人たちも一緒に、ネットワークを大きくして、がれきをとめるためにどうすればよいのか、考え行動し続けるしかないです。

会の目的の一つに、高岡のネットワークをつくることもあったので、それもできてよかったです。会のあとミー ティングもして、それもすごくよかったです。
わたしは、やっぱりおなかの子も心配なので、自分で動くことよりも、どう協力者を得るかを考えて行動しましたが、それがよかったように思えます。こんな会をいろんな人が主催側にまわって、どんどんやっていくのはとてもよいことだと思います。
Gさん、Aちゃん、いつもいつも参加して、快く何でも引き受けてくれてありがとう。
Yちゃん、子ども熱出たのに来てくれてありがとう。話よかったよー!!
Tくん、貴重な時間をさいて、わかりやすいがれきの話してくれて、自分の思いも話してくれてありがとう。

司会も、とってもスムーズな進行でした。ありがとう。
紙芝居、好評でした!Kさん、みなさん、読んでくれたNさんありがとう。
Mちゃん、Oさん、核心をつく、濃い話をありがとう。2人がいないと高岡は始まりません。
Tさんのおかげで会を開けました。ありがとうございます。
託児、駐車場、大変でしたね!ありがとうございました!
Nさん、おつかれさまでした!!一緒にやれるのがとてもうれしいです。今日はゆっくり寝ましょう(*^_^*)今度は富山をがんばりましょう。

 他、チラシまきその他、たくさんのみなさんのご協力のおかげで開くことができました。本当にありがとうございました!
そうそーう!金曜アクションのチラシを見て来てくださった方もいましたよー!!
これはかなりの体力を消耗する長期戦です。体を休めつつ、がんばっていきましょー!!
 (行政はお金をもらって、がれきを推進してるんですよね。腹立ちます)
###############

報告を聞いて、手作り紙芝居、これから大活躍まちがいないと思いました。Sさん、紙芝居のアイデアこんな風に実現しましたよ。

みんながつながり、協力し合うって、なんて気持ちがいいのでしょう。
やっぱり必要なのは・・・こ・れ・だ・よ・ね!



2013年1月18日金曜日

1月中の重要な説明会(高岡市主催&市民主催)

震災がれきの本焼却・灰の埋立は、途方もない量の放射能二次拡散につながることになります。
世界の常識では考えられない暴挙が日本国内で行われています。
 
富山県内では新年に入ってから本格受け入れに向けての動きが出てきました。
手遅れになる前に、このままでは将来何がおきるのかを自らの頭で考えていただきたいと思います。
 
そのための情報を得る場として、市民が主催する説明会と行政側(高岡市)が主催する説明会があります。
 
以下はそれらの情報をまとめたものです。ご参加ください。
 
--------------------------●高岡市主催の住民説明会
高岡市と直接話すことができる絶好の機会です。ここに集まり、疑問を投げかけ、意見を伝える事がとても重要です。Don't miss it!

1月25日(金) 18:30~20:00
会 場:高岡文化ホール 多目的小ホール
内 容:災害廃棄物の広域処理について
    試験焼却の結果について
    特別講演「放射能の健康、環境に対する影響について
    講師 近藤 隆 教授(富山大学大学院医学薬学研究部(医学)放射線基礎医学講座)
参加資格:事前申込は不要。直接会場へお越しください。
お問合せ:高岡市役所 環境サービス課 tel.0766-22-2144 
http://www.city.takaoka.toyama.jp/sekatsu/0621/data/setsumei.html

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●市民による市民のための、震災がれき市民説明会[高岡・新川]
行政による住民説明会は、住民の理解を得たという既成事実づくり? 目先に惑わされず、未来といのちを守る立場から、市民科学者を講師に迎えて、震災がれき試験焼却と最終処分を検証します。

第1回目 高岡地区
1月26日(土) 13:30~16:00
会場:高岡市ふれあい福祉センター 小ホール〔高岡市博労町4-1〕
   
http://www.takaoka-shakyo.ne.jp/facilities/fureai.html#

第2回目 新川地区
1月27日(日) 10:00~12:30
会場:朝日町アゼリア 第5研修室〔朝日町平柳688 JR泊駅近く〕
   
http://kurobe.mypl.net/shop/00000304573/

講師紹介: 大沼淳一(元愛知県環境調査センター主任研究員、金城学院大学非常勤講師、内部被曝問題研究会理事、C―ラボ 市民放射能測定センター運営委員、高木仁三郎市民科学基金助成金選考委員、NPO法人みたけ500万人の木曽川水トラスト監事、生物多様性条約市民ネットワーク生命流域部会長代行、他)

主催: 震災がれき市民説明会実行委員会
協賛: ノーモア放射能とやまネットワーク
問合せ先:tel&fax.076-442-5215 
ujeac@grace.ocn.ne.jp (宮崎)

2013年1月17日木曜日

住民説明会に対する各自治体の姿勢

 「富山県民の声をつなぐ会」からの報告を以下に貼り付けます。報告から各自治体が「住民説明会」に対して、どのような考えをもっているかがわかります。
 あなたの住んでいる自治体はどのような考えを持っているか、確認してください。
#########
 2012年12月27日に提出し、1月10日迄に文書による回答を求めた”強行された「放射能汚染がれきの試験焼却」の結果についての住民説明会開催に関する要請書”の回答結果をご報告いたします。
■富山県
10/8  富山県へこちらからTEL  
回答: ”要請書””要望書”には回答はしなくてもよい。今までに回答してきたことと変わらないので、回答しない。各市町村の問題である。
質問: 富山県として独自の考えはないのか。
回答: 復興に役立ち、良いことだと思っている
■立山町
10/10 郵送にて文書回答
回答: 「・・・・地区の報告会等の開催を検討しています。今後、試験焼却の結果を踏まえて災害廃棄物の広域処理について、富山地区広域圏事務組合で協議されるものと考えています。」
■上市町
郵送にて文書回答
回答: 「・・・試験焼却前後にほぼ差が認められず、安全な範囲だったことから、現時点では上市町において住民説明会を開催する予定はありません。」
■滑川市
FAX送付 原本は郵送する
回答: 「・・・試験焼却前後にほぼ差が認められず、安全な範囲でありました。このことから、今のところ滑川市は住民説明会を開催する予定はありません。」
■高岡市
こちらからTEL 環境サービス課
回答: ”要請書””要望書”には回答する必要はない。住民説明会の詳細は未定。講師の都合もあるので、調整中。今月中に開催する予定。決まればHPに掲載及び報道関係に通知する。
     
■氷見市 確認中 
■小矢部市
こちらからTEL 生活環境課 
回答: 何も決まっていないので、答えられない。小矢部市は焼却炉がなく、高岡市、氷見市にお願いしている。お願いしているごみの相当量の焼却灰を埋立処理することになっている。
質問: 決まる前に住民のみなさんにきちんと説明するべきではないのか。説明して、住民のみなさんの意見をしっかり聞いて決めるべき。放射能を含まないゴミを出して、放射能を含んだ相当量の灰を引き受けるのでは中身が全然ちがうのではないか。住民のみなさんの「生命と暮らし」がかかっています。
回答:上のものにそのように伝えます。
■富山市
文書回答郵送(1月8日付)
以下全文です。
**************
回答: 富山地区広域圏事務組合では、昨年12月16日と17日に災害廃棄物の試験焼却を行われ、受け入れる災害廃棄物と焼却後の灰の放射能濃度は1キログラムあたり100ベクレル以下であることや、焼却施設周辺の空間放射線量率や土壌の放射能濃度も、安全な数値であることを確認されました。
また、富山市山本最終処分場では、12月19日に搬入された焼却灰の放射能濃度が1キログラあたり100ベクレル以下であることを確認し、搬入車両全ての放射線量率を測定したのち、指定した埋立箇所へ焼却灰を投入いたしました。この際にも焼却灰の放射線量率を測定し、安全性に問題のない数値であることを確認した上で覆土作業を行い、さらに周辺の放射線量率の測定を行い埋立前と同程度の数値であることを確認しています。
今回の試験焼却に伴い実施した放射能測定等の結果をみて、安全であると確認できれば、市民を対象とした住民説明会を本年2月中に開催し、皆様に十分な説明をしたいと考えています。
本焼却の決定については、富山地区広域圏事務組合理事会において、住民説明会での市民の皆様の反応を含め、総合的に判断されることになります。
このような状況であることから、貴会との面談による回答の必要性はないものと考えています。
**************
■射水市
1/11 こちらからTEL 環境課
回答: 何も分からないので何も答えられない。
質問: 山本地区での埋立に伴い、鍛冶川、下条川、を通じて新港に汚染水が流れる可能性があるのではないか。
回答: 鍛冶川と下条川とは水系がちがうので、下条川には流れない。大丈夫です。
質問: この件に関して、富山県から何か指導なり要請なりありませんでしたか?
回答: 県からは何も言われていません。
質問: 住民の方々から、心配や不安の声は届いていませんか?
回答: 今のところ、全くありません。
以上です。射水市に関しては、住民の声が必要と思います。
       

2013年1月16日水曜日

「小規模学習会」をやってみよう!

 そんなに大きな場所でなくても、小さなスペースでお互いに顔が見える関係を維持できる場所で、学習会をするのは楽しいです。公民館や商業スペースを借りるのもいいけど、一番小さな場所として、自宅を開放してみるのもいいかも・・・・。

 ホームパーティを開いて、DVD上映 + 談話 + 軽食 の三つを組み合わせると、話がはずんで意外なところで友人や隣人たちと問題意識を共有できる場にもなります。放射能のことや、震災がれきのことなど、ちょっと話ずらいと感じていた人でも、事前にお知らせしたテーマのDVDを見た後ならば、スムーズに話題となるはずです。

 でも、自宅を開放することが難しい場合が多いので、やっぱり公共施設の小さなスペースを借りてやるのがベターかもしれませんね。

 1月12日(土)には朝日町のあさひ福祉センターの和室で、「震災がれき受け入れ問題を知ろう」という呼びかけで、小さな学習会がありました。おとな(40名)と子ども(5名)が集まって、とても有意義な学習会になったそうです。和室を借りると、子どもとおとなの関係が近いし、参加者同士もくつろいだ感じになると思います。

 さらに1月20日(日)には、以下のような学習会が高岡市長慶寺の焼却施設近くで開かれます。今度はりんごの集荷場という小さなスペースだそうです。この日、手作り紙芝居がデビューします。

みんなのアイデアが生きる小規模学習会をこれからも継続して行いたいと思います。

#######【ご案内】######

「震災がれきについて知ろう」

昨年の12月15日に、高岡市の長慶寺の焼却場で、岩手県山田町の震災がれきの試験焼却がありました。
☆放射能の影響は?
☆広域処理ってそもそもなんなの?
☆被災地のためにできることは?
いろいろな疑問をみんなで考えてみましょう!

◯日時:1月20日(日)14:00-16:00
◯場所:国吉りんご直売所(高岡市国吉1431-2(水道つつじ園そば)
-参加費無料
-子連れOK、キッズスペースあり
◯連絡先:090-7083-8190(道永)

主催:高岡の未来を考える会

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2013年1月13日日曜日

毎週金曜日 ガレキ受け入れ反対アクション

「放射能から子どもを守ろう in 富山」の呼びかけで、毎週金曜日の夕方6時から7時に富山駅マリエ前で街頭アクションをしています。1月11日(金)はみなさん、酷寒の中、お疲れさまでした。

たくさんの方々がご参加されました。総勢22人(うち、子ども3人、飛び入り4人)でした。

各自思い思いのメッセージが書かれたプラカードを掲げてのスタンディングや、アピール、歌、チラシまき、署名集め等でがれき受け入れ反対を訴えました。

通行人で署名に応じた若者4人が、しばらくの間、スタンディングにも参加し、がれき反対、署名を
呼び掛けてくれました。若者の正義感と行動力を実感させてくれた場面でした。

署名は5筆でした。

「上を向いて歩こう」の替え歌や「がれきカルタ」も飛出し、参加者による創意工夫をこらしたアクションは、通行人の心をきっととらえたことでしょう。

★「上を向いて歩こう」の替え歌の紹介

「がれきについて考えよう  焼却が始まる前に
本当に支援なの? あやしいがれきの裏
お金は政府のもとに お金は〇〇のもとに
がれきについて考えよう 焼却が始まる前に本当に大切なのは 人の命だよ」

★「がれきカルタ」の紹介
「あ」・・・・あくまでも 厳重管理 放射能
「い」・・・・いつまでも うつくしい富山を 守りたい
「う」・・・・うれしいな 原発のない 日本の未来
「え」・・・・ええことない 汚染がれきの 受入れは
「お」・・・・多くの声で 止めましょう 汚染がれきの受入れを


◆毎週金曜日ガレキ受け入れ反対アクション◆
午後6時~7時 JR富山駅前・マリエ前
呼びかけ:放射能から子どもを守ろうin富山
      http://ameblo.jp/savechildtoyama/


(投稿者:A)

2013年1月12日土曜日

岩手県山田町のこと

 昨夜、岩手県山田町出身の亀田良子さんと電話で話した。彼女は埼玉に住んでいるが、「山田の子どもたちの夢を育む会」をつくり、頻繁に山田を訪問して、山田の現状を把握している人物だ。
 その彼女が語った現在の山田の様子は・・・・・

1)「リバーネット」というNPO団体が7億円の支援を受けて、山田の復興のために活動していたが、予算を使い果たして活動を中止してしまった。それにより、そのNPO団体で雇用されていた100人ほどの人の仕事がなくなり、さらに給料がもらえない人もいる。同NPOが昨年夏から営業していた公衆浴場も早々と中止になっている。雇用された人のなかには、ガレキ処理の仕事をしていた人も多くいたらしい。

2)山田の特産品の「しいたけ」は出荷停止状態で、放射能の影響が顕著である。またもう一つの特産品である「ほたて」の養殖は開始されたが、出荷まで3年かかるのでなかなか難しい状況となっている。漁業や農業で生計をたてている住民は、放射能について心配があっても、口に出すことができない状況である。

3)全般的に生活が厳しい状況は変わりなく、放射能問題やガレキ問題は日常生活の話題に上がることはないのが現状だが、唯一、いままで六ヶ所再処理工場の排水に含まれる放射能から三陸の海を守る活動をしていた人々だけが、放射能問題やガレキ問題に高い関心を寄せている。

4)山田の住民で年金をもらっている人はなんとか生活していけるが、他の人は仕事がなく生活が厳しい状況であることにかわりはない。仮設住宅で仕事がない人がまだまだたくさんいる。

5)震災ガレキが集められているところは、かつて「三陸博」をした会場で、広い公園となっていた場所だが、今回の震災で地盤沈下が激しい。ガレキは地盤沈下のかさ上げに使える資材であるとの認識が地元にある。

6)山田町の南にある大槌町にはガレキの選別施設がないので、大槌町で集積されたガレキは、まとめて山田の選別施設に持ち込まれて来る。つまり、大槌町のガレキが広域処理に出されるときは、山田の選別施設を経由して各地に送られる。

7)山田のガレキ置場にあったガレキの山は小さくなっている。ガレキの量が確実に少なくなっていることがわかる。

8)山田町役場に対して、放射能測定器の貸し出しを要望している。

 「山田の復興のために何が必要ですか」との質問に対して彼女は、「山田のものを買ってもらうことかな・・・、食べるもの以外にも作って売っているので・・・」と答えてくれた。彼女は1月18~20日に山田に行く予定だと言う。富山の私たちが山田の子どもたちの夢を共有できる日が来ることを願って、彼女の活動を応援していきたいと思った。

2013年1月11日金曜日

反原発との対話を求めて

 新潟市で活躍している大関ゆかりさん(「放射能と環境を考える会」代表)と電話で話した。情報交換をして、終わり際に私は彼女に前から聞きたかったことを尋ねた。

私:「ゆかりさん、前会ったときに、昔から反原発運動をしていた人がガレキ問題に無関心なので困ると言っていたけど、そのような人に対してあなたは何て言っているの?」

彼女:「新潟は柏崎原発があるでしょう。原発事故は起きる可能性があるし、大事故でなくても100ベクレル/㎏以下程度の放射能汚染を引き起こす事故はもっと可能性が高い頻度で起きると思う。だから今、放射能汚染ガレキの広域処理で、100ベクレル/㎏の放射能汚染を許すと、今後は放射能漏れ事故を起こした原発の電力会社の責任追及はされずに、『あっ、それぐらいの放射能汚染は広域処理のときと同じレベルだから』という説明で、多少の放射能汚染が許される状況を作ってしまうことになるので、それでもあなたたちはいいのですか、と反原発の人に言っています。さらに原発が廃炉になれば、クリアランスレベル以下のゴミがたくさん出てきて、それを一般焼却炉や最終処分場で処理しなければならなくなるし・・・・、歯止めがないよね」

私:「富山には原発はないけど、隣県にはあるしね。特に志賀原発は廃炉になったら、北陸電力は放射能を含んだ廃棄物をどのように処理するのか、筋書きができているのかも・・・」

彼女:「富山は新潟の柏崎、石川の志賀、福井にある多くの原発に囲まれて、原発反対運動も盛んなのだから、その人たちがガレキに関心を寄せたらもっと強力な運動が展開できると思うよ」

私:「これからそのような人たちと対話を重ねていく必要をひしひしと感じているのよね・・・」

彼女:「あっ、それから私はもう一つ言っているのは、事故の前と後で基準値を変えたことについて、それは誰においても理不尽だということだよね」

私:「あ~、この広域処理には理不尽なことが多すぎる!」

余談だが、広域処理をすすめている新潟市長は、新潟日報の編集委員だったので、新潟日報は完全に市長寄りの報道をしているらしい。市長が市民からの質問にまともに答えていない状況にもかかわらず、新潟日報が市長よりの報道をしていたために、大勢の市民が新潟日報に抗議して、その後、少しはマシになったとか!?

朝日町長発言:「試験焼却の後でいいやろ?」 

 1月9日(水)、新川地区では「まわれ水車の会」「朝日町子どもを守る父母の会」「魚津っ子を守る父母の会」が連名で、「災害廃棄物試験焼却中止を再度求める要請書」を広域圏事務組合と構成市町長(入善、黒部、朝日、魚津)に提出しました。
 
 以下は、要請書提出に参加された「朝日町子どもを守る父母の会」の野村さんの感想と、その後の朝日町長とのやりとりに関する投稿です。
 
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皆様
お疲れ様です。
「朝日町子どもを守る父母の会」の野村です。

 9日、私は「まわれ水車の会」の青山さんと川原さん一緒に朝日町役場へ災害廃棄物試験焼却中止を再度求める要請書を提出してきました。
話の中で、朝日町の住民と新川広域圏との間に公害防止の協定等が何も無いことがわかりました。
 エコポートが立った時から現在まで、何を燃やされてもいいということになっているのと同じです。
放射性物質の危険性やその他汚染物質等についての事実をいくら訴えていても通じないわけだと思いました。
 このままではどんなものを燃やされたとしても何も言えません。まず、私たちは新川広域圏と公害防止協定を結ぶことを町に求めていかなくてはならないと思いました。
 先ほど朝日町長から、23日に試験焼却がありますので見に来てくださいという電話がありました。その時に、試験焼却の前に震災がれきに対応する公害防止協定をちゃんと結んでくださいとしつこくお願いしましたが、「試験焼却の後でいいやろ?」と言っておられました。
 公害を防止する為の協定であって、なぜ公害防止協定を結べる地区は三枚橋、舟川新、月山の3地区なのか?
 私たちも朝日町の住民であって他の地区の住民の意見はどうなるのか?を質問したところ、「もし、朝日町の人口13,640人の要望があって、それぞれにサインとハンコをもらってというように来てもらってもいいけど、まあ現実的な話ではないわなぁ」(笑)と言っておられました。

 皆さん現実にしましょう。
 朝日町民が新川広域圏と公害防止協定を結ぶことを町にガンガン求めていきましょう。

 以上、9日の報告です。
朝日町子どもを守る父母の会
代表 野村 篤

2013年1月10日木曜日

「情報伝達」と「新メンバー開拓」の基本に戻れば・・・

 9日、ブログの使い方講習会を開きました。複数の投稿が可能なブログの機能を十分活かしたいと考え、講師とチームリーダー2名の参加で会話が弾みました。
 その時の話題で特に印象に残ったのは、ブログの他にツイッターやフェイスブックなど、いわゆるインターネットをつかった情報伝達とは対照的な情報伝達の方法です。それは、「個別訪問」と言われるもので、個人宅のドアをたたき、開けてもらって玄関でお話をするやり方です。
 一人ひとりと直接対話を行う目的で、初対面の人に話かけることは勇気がいるでしょう。でも、人は直接会って話すと、意外と多くの情報を与えてくれます。「個別訪問」を実行することで、問題に対する地域の関心の度合いがよくわかり、その問題を地域の利益と結びつけ、関心を広げるきっかけになるかもしれません。
 「戸別訪問」をやりやすくする方法はいくつもあります。まず、言おうとする事を事前にきちんと組み立てておくと、玄関での「セリフ」がスムーズに出てきます。
「私は・・・です」「私は放射能汚染がれきの広域処理を心配するグループのメンバーです」「これは放射能問題に関する資料です」「私たちがお願いしたいのは、この地域の○○会館で放射能汚染がれき問題に関する私たちの心配と、地域として共に何ができるかについて話し合う小さなミーティングに来ていただくことです」
相手はあなたが誰なのか、どこから来たのか、目的は何なのか、いくらかかるのかなどと考えている間に、あなたの「セリフ」がスムーズに相手の耳に入れば最初のハードルは越えたことになるでしょう。その後は、あなたと相手との言葉のキャッチボールがどれだけできるかによって決まります。
あなたが自宅で戸別訪問を受けた時の経験を思い出してください。あなたは何を決め手に相手と話すことにしますか?そしてどんなときにドアを閉めることにしますか?
私たちに必要なことは、化粧品を販売している場合と基本的に同じだと思います。たとえ私たちが販売しているのが、○○○反対運動であっても、相手が説明に耳を傾け、販売するものに関心を寄せてもらわなければなりません。
組織作りの基本原則のなかに、「新しいメンバーとして何百人を一度に一人ずつ開拓する」という項目があります。やはり人と会って対話をすることは、組織をつくるため、関心を寄せる人の数を増やすための基礎ですね。
ブログの使い方を学習しながら、その一方で、「運動を拡げていくためには、インターネットだけに頼らず、これからはバランスよく、人と人の会話によって生まれる関係も大切にしていこう」と思いました。
この文章、うまく投稿できますように~。

2013年1月1日火曜日

はじめに。

2011年3月11日の東日本大地震に続き、福島第一原発の苛酷事故が起きました。「原発安全神話」が喧伝され、「クリーンで安全」と言われてきた原子力発電所であっても、地震大国日本においては、常に想像を超えた危険が伴っていることが明らかになりました。

福島第一原発から放出された放射性物質は目に見えず、臭いもありませんが、二次拡散や食物連鎖によって、遺伝子レベルの究極的な被害を全ての生き物にもたらし、遺伝子への影響は世代を超えて続くことになります。

国と東電が囲い込みに失敗した放射性物質は、大気中への拡散に加え、大地や河川、海洋へと広がっています。いったん拡散した放射性物質は生体内に蓄積し、食物連鎖の末に生態系の上位に位置する生き物がより深刻な影響を受けることになるでしょう。そのなかに霊長類ヒト科の私たちがいるのです。

放射能汚染の拡大は、地球という星に暮らす共同体の一員である生き物たちの未来、私たちに続く子どもたちの未来を奪うことになります。そのことに目覚めた私たち一人ひとりが、強力なプロパガンダとして立ち上がって来た「放射能安全神話」や、「先のことはわからん」「直ちに影響はない」という言葉に対抗して活動しなければ、誰が共同体の未来を守ることができるのでしょうか。

「ノーモア放射能とやまネットワーク」は、災害がれきの広域処理と原子力発電所に反対し、これ以上の放射性物質の拡散、放射能汚染の拡大を止めるために活動します。

このブログは、地域を越えてつながり合うための道具です。私たちはこのブログを使って、放射能拡散・汚染問題では皆が当事者であるという思いを共有し、行動しようとする人を応援します。こころを同じくする皆さんの参加を歓迎し、多様な活用を期待します。


In Solidarity

2013年1月1日 

「ノーモア放射能とやまネットワーク」
事務局長 宮崎さゆり